家庭用プリンターで大きなポスターを印刷する方法
ポスターとは、用紙より大きい画像にすぎません。複数の用紙に分割し、100%で印刷して、貼り合わせます。手順は3つとも単純で、仕上がりを左右するのは、その進め方です。
分割が実際にしていること
分割は、大きな画像を用紙サイズのパーツの格子に切り分けます。各パーツはそれぞれのページに印刷され、並べると、指定したサイズで元の画像を組み立て直せます。A4を4枚でちょうどA2、8枚で用紙を横にすればA1、16枚でA0になります。早見表の全体と、のりしろがその数字に何を上乗せするのかは、ポスターのサイズ別にA4が何枚必要かのガイドにまとめてあります。
ポスターツールは仕上がりサイズを尋ね、選んだ用紙から格子を計算します。インクを使い始める前に、何枚必要になるかが分かります。
特別なプリンターは必要ですか?
いりません。ふつうの家庭用やオフィス用のプリンターならどれでもできます。書類を刷っているのと同じA4やレターの機械です。プロッターも、大判のトレイも、印刷所も要りません。ポスターは、そのプリンターがすでに作れる用紙から組み立てられるからです。額縁より安いふつうのインクジェットで十分です。
結果を決めるのは機械ではなく、自分で決められる3つです。実際に給紙されている用紙サイズ、100%のままにした倍率、そして全部を一度に、1つのトレイから刷ること。この3つを外さない安いプリンターは、外す高いプリンターに勝ちます。
のりしろを付けるか、断ち切って端と端を合わせるか
用紙をつなぐ方法は2つあり、どちらを選ぶかで、印刷の仕方も切り方も変わります。
- のりしろあり:各パーツが隣のパーツの帯を繰り返します。片方の用紙をもう片方の上に重ね、画像が合うまでずらして貼ります。給紙がわずかに斜めになるプリンターに対してずっと寛容ですが、継ぎ目ごとに段差が見えます。
- のりしろなし:各パーツを切り取り線でぴったり断ち切り、隣と端と端を合わせます。継ぎ目はずっと目立たなくなりますが、プリンターがページを置く位置のずれが、ポスターを横切る折れた線として現れます。
用紙を印刷する
すべてのパーツを一度に、同じトレイから、同じ向きで、「実際のサイズ」または「100%」を選んで印刷してください。このサイトのほかの場所でも重要になるのと同じ設定です。途中でトレイや倍率を変えることが、1列だけ1ミリずれたポスターを生む原因になります。
生成されるPDFは各パーツに番号を振り、組み立てガイドを含みます。ほとんど同じに見える12枚の束でも、プリンターから出てきたあとで並べ直せます。
組み立てる
横の列ごとに進めてください。まず一番上の列の用紙をすべてつなぎ、次の列に移り、最後に仕上がった列どうしをつなぎます。縦の列ごとに進めたり、中央から外側へ広げたりすると、小さなずれが、もう直せない場所に溜まっていきます。
- つなぐ辺だけを切ってください。外周は最後まで残し、ポスターが組み上がってから一度に断ちます。
- 用紙の縁ではなく、画像で位置を合わせます。誰も縁は見ません。見るのは画像です。
- 裏側からつや消しのテープで貼れば、照明の下で光りません。表側にテープを使うのは、ポスターをそのまま壁に貼る場合だけにしてください。
- 硬くて平らな面と十分な明るさのほうが、選ぶテープよりも仕上がりに効きます。
ポスターに必要な解像度
思うほど高くありません。ポスターは離れて見るものだからです。300 DPIという基準は、読む距離で手に持つものに当てはまります。2〜3メートル離れれば100 DPIでも十分に鮮明で、近くで確かめる人のいない大きな作品なら、60〜75 DPIでも許容できます。
実際のところ、幅2000ピクセルの画像は、近くでじっくり見るA3にはやや心もとなく、ソファの上に掛けるA1なら十分です。数字よりも、見る距離で決めてください。元の画像が目的のサイズに対して本当に小さい場合は、分割したあとではなく、分割する前に解像度を上げてください。
どんなものが作られているか
そのサイズでは売られていなかった画像から作る、絵や映画のポスター。実際に読める縮尺の地図、間取り図、庭の設計図。原寸の洋裁や椅子張りの型紙。教室やイベント用の掲示物。印刷所を通さずに大きく焼いた写真。分割した輪郭から壁に写し取る壁画。